2019年10月26日土曜日

見えないものを見る力

今回は調整についてという事で、文字ばかりになり少し退屈かもしれませんが必要な方はどうぞ。

とても基本的な内容になりますが近年スイムベイトフィッシングがバズっている中
この部分を疎かにしている釣り人はかなり多いのではと思います。


delraichを手にしていただいた方にシーズンを迎える前にして頂きたい事。


日中に止水域、風がブロックされていて視認しやすい場所でルアーのアクションチェックと
お好みのウエイト調整をして頂きたい。

浮力の調整、姿勢調整を水槽でするのはいいですが
お風呂でアクションチェックは本来のものと少し違うのでお勧めしません。

手で持った糸からルアーまでの距離が短すぎるのでフィールドでの実戦とは違います。

本来は数十メートル先でスローリトリーブの糸ふけのある使用法になるので動きに遊びがあります。
5m先と2m先でもよく見ると動きが微妙に変わるのが見てわかります。



よりゆっくり巻く場合は浮力を落としてやれば水への食いつきが良くなります。
板重りを用意してリップ近くに貼るかより後方寄りに貼るかで動きが変わるので自分の思うセッティングで楽しんで下さい。

暖かい季節に巻いていた速度と寒気の巻き速度は大きく違うので自分も感覚を戻すのに30分、長ければ1時間くらいかけて視認チェックをする事がある。


更に突っ込んだ話をするなら、ジョイントのヒートンは少し弱めの接着剤を使用しヒートンを回しジョイント幅を変更することでアクションの強弱を変える事もできます。
弱いと言ってもダブルヒートンで瞬間的な負荷や捻り負荷がかかりにくいので強度的にバス釣りには問題ないです(12Kgのビワナマまでは実証済み)

ジョイント幅の調整はセンター出しの微調整とヒートン調整後に再度接着作業が必要なので、もしわからなければご連絡ください◎
(※瞬間接着剤の使用は絶対にやめてください。)





気持ちが先走っていきなり夜に投入!となるのよく分かるのですが、
自分の使う糸で何巻でどの位潜り、どのスピードでどの様に動いているかを視覚で脳に叩き込む事でここぞと言うエリア、タイミングで魚からの反応は大きく変わります。



漠然としたイメージと気合だけでは一歩飛び抜けた魚は獲れないと、
北のウインターフィッシングから僕は身をもって学びました。


風を見て湖流を感じ、常に変わっていく環境変化を感じる。


瞬間的に生まれるマジックタイムにあなたのルアーはイメージ通りに存在出来ていますか?




delraichを手にしていただいた方が限界を超え全てがぶっ飛ぶようなブラックに出会える事を願って、



それではまた。

  
2015年の1月初旬
今の自分をここまで走らせてくれるきっかけになった魚です。