2016年9月21日水曜日

湖西ビギナーの僕にはこのルアーが必要だった





対して語りを入れることなく現在に至ったルアー。

"デルレ" と言った方が初期から支持してくれた人には馴染みがあると思う。

今まで販売するわけでもなく自分の欲求を満たす為に作ったルアーなので人にこのルアーはこうだ!と伝える必要がなかった。

欲しい、買いたい。の声に聞く耳を持たず(失礼)自分のためにひた走った

改良する度に良いも悪いもすべて琵琶湖に聞きたかった。



2015/1月


結果、写真のMAX 12LB(5460g)の魚を釣り上げることになったルアー

たった二ヶ月足らずでパーソナルレコードを三度塗り替えたルアー

これ細いメジャーボードじゃないよ 笑

4キロフィッシュを皮切りに5kgからの5kg、、 

今思うとあの頃の行動力と衝動は異常だったと思う。



人の初期衝動は凄いもので、今の完成品のレシピを見ると結果的にプロト4個目にして今の完成品の9割以上を完成させてた事になる、

アウトライン、ボディバランス、リップ形状etc..がその頃からほぼ変わっていない。


このデルレは湖西で中層スイマーとして制作したため、制作時の最初のコンセプトで「ストラクチャー回避」という部分にそこまで重きを置いていません。
ボトムに対してフルコンタクトで使用するタイプのスイムベイトではないです。

と言っても作り始めて今まで根がかりでロストしたという記憶がないです。



リップの役目としては、よく荒れる冬の琵琶湖でレンジコントロールのサポートと好みの水深に潜らせる為の物。

なによりボディ質量とのバランスを考慮したサイズになってます。

簡潔に言うと

「大きなリップで水を受け流線形ボディで水を受け流す」タイプではなく

「水を受けやすいボディにアクションバランスを取るサイズのリップ」


スローに引くとくねくねすると言うよりフラフラすると言った方が自分の感覚では正しい。


使い所としては表層のミノーイングと中層スイミングジグを一つのルアーでカバーするイメージです。



何にもコンタクトしない、不安になるほど無の状態からいきなりの生命感。


震えますね。



次回に続く。。
次は使用する際のタックルセッティングです。


それでは。