2020年11月12日木曜日

Delraichについて 2020



この説明は今まで何度か詳しくしておりサイドバーの「delraichについて」という記事内からさらに過去記事まで飛んで確認頂けるようにしておりますが、

初見の方が増える中

定期的にこの内容は更新していった方が良いみたいなので書きます。

今までと重複する内容を含むので知ってる方はスルーでお願いします。



これに関して数年前から支持頂いてる方は今更の説明になるのですが、

まずDelraich(デルレイッチ)は僕が2014〜2015年の冬季に湖西の中層を

スローに誘うために作り始めたルアーです。

スローリトリーブに特化しているのでぐりぐり巻く物ではないです。

水深1.5mまでをメインで使用します。

根がかるのが怖いという方はルアーを潜らせすぎかと思われます。

基本的に魚の上を通すイメージで使うので浅めのレンジから攻めて行き、

そのフィールドの、例えばブレイクに合わせ徐々にレンジを変えて行くと良いです。


もう一つデルレの特徴は

ロールしない、時折横方向にアクションの抜け(ふらつき)がある。

数十メートル先でこのルアーにスローな力を与えた時に微妙なブレや、湖流、風が作用して断続的にこのルアーが

僅かにイレギュラーな動きになっているとイメージしてください。

当時この特徴を周りに話した時に、??となってうまく伝わらなかったのですが

これはボディの質量に対して各場所の設計をいじった途中でなった偶然でした。

その説明するとややこしくなるので割愛します。



巻き速度の質問が良くきますが、これは正直一言でまとめるのは難しいです、

これこそフィールドで使い込めばその方にマッチする速度が掴めるはずです。

自分は主にHGのリールを使用。


そしてHGリールで一回転7秒以上かけるようなスーパースローではあまり使いません。

ピンがあり一撃で仕留める様な状況であればそれでも良いのですが、

だいたい3〜5秒がベースになってます。

ものに依存する魚でなくベイトに着く回遊気質な魚を狙っているという所もあるので、

何度も言いますがご自身が狙う魚がどういう性質かを見極めて速度は変えるが正解です。


当時の事を考えるとあれもこれもと出てくるのですが変に混乱させたくないので

まず第一に「きっちりやり込む」事です。

これはすべてのルアーに言える当たり前の鉄則ではありますが

同類系のスイムベイトでも物によりそれぞれ意図したものがあるはずなので

それを理解しフィールドで当てはめていくのはそう簡単な事ではありません。

ただ、1匹に出会うとその後は早いです。


そして

このルアーは特別だとなんの根拠もない事は言えません。

自然界は答えが変動的で複雑でどれだけやり込んだと思ってもまだ足りないものです。

それでも、もし

「おい釣れへんやんけ」

て言われたら

「ちゃんと投げ込んでますか?」

と真顔で言い返せるくらいルアーを持ってフィールドに立ち

過酷な季節を過ごしてきました。

今でこそエキスパートな仲間たちがおりますが

このデルレに関しては誰よりも苦楽を共にしてる自信がある。


デルレイッチはあなたがまだ見ぬブラックに引きあわせるポテンシャルは

十分に持っていると言えます。


その瞬間が来た時魚への感動からきっとルアーなんて目に入ってない、

でもそれで良い

特別をアシストする道具であれればそれが

このルアーの使命であり本望なのです。



それでは